「福祉の仕事は好きだけど、生活できない」という葛藤
福祉の仕事には、確かにやりがいがあります。
誰かの人生に寄り添える、感謝の言葉をもらえる、小さな変化に気づける――。
日々の業務の中で、そういう瞬間に心を打たれることはたくさんあります。
でも、その一方でどうしても頭をよぎるのが「この給料で、この先本当にやっていけるのか?」という不安です。
私は国立大学を卒業して、社会人になって数年。
それなりに真面目に働いて、29歳になった今も年収は350万円に届いていません。
周囲の友人たちが少しずつ結婚して、家を買い、子どもを育て始めている中、
私は「自分のこの年収で家庭を持てるのか」と真剣に悩みます。
「福祉の給料を上げろ」と簡単には言えない現実
もちろん、福祉の仕事の給料がもっと上がればいいと思っています。
でも、「給料を上げてほしい」と声を上げるたびに、どこかで引っかかる感情もあります。
なぜなら、福祉の財源の多くは税金だからです。
つまり、給料を上げるということは、結局「増税」や「予算の再配分」を意味します。
ネットでは「財源はあるはず」「無駄遣いを減らせばいい」という声も見かけますが、
実際に現場で働いていると、支援を必要とする人の数が確実に増えていると感じます。
高齢者の増加、生活困窮者、精神的に不安定な若者、障害を抱える人たち…。
「財源が足りている」とはとても思えません。
だからこそ、「もっと給料を上げろ」とだけ言うのは、なんだか無責任な気もしてしまうのです。
それでも、続けたい。けれど…
私たちは、自分が選んだ仕事を誇りに思っています。
でも、やりがいだけでは生活していけないというのも、また現実です。
「福祉の仕事は好き。できれば続けたい。だけど、この給料のままでは未来が描けない。」
そんな葛藤を抱えている人は、きっと私だけではないはずです。
最後に
福祉の仕事の給料の話は、ただ「お金が欲しい」という問題ではなく、
「この社会で、安心して人を支える仕事を続けていけるのか?」という問いでもあります。
もしこの記事を読んで「そうだよね」と思ってもらえたら、
ほんの少しでも「福祉職の未来」を一緒に考えてもらえたら嬉しいです。
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